適応障害

適応障害の症状

適応障害では、気分の落ち込み、不安、イライラ、不眠などの精神症状や、頭痛、腰痛、倦怠感、吐き気、下痢、便秘、めまい、動悸などの原因不明の身体症状がみられます。

このような心身の不調により、欠勤や遅刻が多くなる、仕事の能率が低下する、登校できなくなる、家事・育児ができなくなる、外出や人づきあいが難しくなるなど、仕事、学業、私生活において困りごとが生じます。

適応障害の要因

職場、学校、家庭、恋愛、人間関係などにおいて、ストレスを強く感じ、自分では対処しきれなくなると、心身の不調がみられるようになります。

真面目・几帳面・完全主義的な性格のいわゆる「仕事人間」と呼ばれる方も多くみられます。

また、社会人になって間もない若年の方、生活環境が急変した方、生活リズムが不規則になりがちな方、チーム作業が苦手な方、特定の人間関係に悩まされる状況が続いている方など、さまざまな要因があります。

適応障害の治療

まずはご本人の悩み、状況、症状などについて、時には医師からの質問も交えながら、ご負担にならない範囲で把握させていただきます。診断のみを希望されて受診される方もおられますので、うつ病との違いなどについてお話させていただきます。治療を希望される方には、治療の選択肢をご提案いたします。

治療内容は、一人ひとりの症状に合わせて薬を処方し、作用や副作用を確認しながら薬の調整を続けていく薬物療法が基本となります。症状や体質に応じて、漢方薬を処方することもあります。

また、休職・休学等の診断書を提出し、ご自宅やご実家にて2週間~3ヶ月程度のお休みをとっていただくこともあります。お休み中も職場や学校の理解を得て十分に休養できるように、あるいは復帰後に再発しないよう負荷を減らすことができないか、環境調整を行っていくことも重要です。回復の経過に応じ、段階的な復帰などについて具体的に相談しながら治療を進めてゆきます。

休職・休学中の方には、病状に応じて、週40時間の図書館学習やデイケア(リワーク・プログラム)通所などをお勧めすることもあります。